スタッフブログ
堺市緑ヶ丘で注文住宅建設中のY邸≪外観≫
Y邸は日本の蔵 をイメージして外観 (立面)を、御提案させていただきました。
Y邸の敷地間口(正面の道に面してる長さ)が5メートルと狭かったために、
どうしても 軒 が出せなかったからです。
どうせ出せないなら、そのマイナス条件をプラスに転じさせるデザインを考えようとのスタートから
日本伝統の美しさを持つ 蔵 のイメージで御提案させて頂くことになりました。
ただ、いくらイメージと言っても、やはり伝統あるものには難しい施工性も必要とされます。
たとえば屋根は直線の山型では無く、微妙に曲線にしてあったりします。
現在の住宅ではほとんど求めなれる事の無くなった作業を大工さんも、瓦屋さんも、左官屋さんも
丁寧に施工してくれました。
松家工房は日本の伝統の美しいデザイン、日本の風土にあった建築の考え方や受け継がれる技術を
少しでも活かしながら、現代のライフスタイルにあった住宅を御提案させて頂きたいと思っています。
(散歩中に見つけた蔵の写真です。
Y邸が完成しましたら、HPで紹介させていただきますね。)
ところで、日本建築は軒を長く出すことが美しさとされている中で、どうして蔵には軒が出てないのか知ってますか。
少し前にテレビのクイズ番組で出題されてましたから見ておられましたか?
答えは、蔵 とはもちろん大切な物を保管する建物ですから、軒を出さないことで少しでも他の建物からの距離を広げて
火災の場合に延焼を防ぐためなんです。火災を防ぐために壁の厚みも他の建物に比べて厚いんですよ。
明日は、Y様と建築中の現場で外壁の打合せをさせていただく予定です。
もちろん蔵のイメージですから、白を基準にした色にはなりますが、色って微妙です。
いずれ外壁の選び方のお話もさせていただきますね。
堺市東区 I邸 デッキのお話④
デッキのお話をさせていただくキッカケになりましたI邸にデッキの御提案図面とデッキ材のサンプルを
持ってお伺いさせていただきました。
設置場所は注文住宅のプラン当初から計画してありましたから大きく変わりはありませんが、
広さの確認や植栽の位置の確認をさせていただきました。
材質は当初から小さな子供さんが遊ばれるスペースとしてデッキを考えられておられましたから
ウッドデッキの木材サンプルを6種類見ていただきました。
木の特長やメンテナンスをお話をさせていただいてオーストラリア サイプレス(オーストリア桧)を
お選び頂きました。
この木の特長は、耐久性・防蟻効力に優れた木材であることです。
それとイペ、ウリン、アマゾンジャラ等、木目が無い木材が多いなかで、オーストリア桧は
節もあり、一枚一枚がそれぞれの木目を出し素朴な風合いを楽しんで頂けます。
小さな子供さんの足にも他の木材と比べてやさしいですね。
後、今回の御提案ではデッキ上にパーゴラも施工させていただくことになりました。
10月末に施工させて頂く事になりましたので楽しみにしていて下さいね。
追伸
当社、社長の松村は子供さんと遊ぶの大好きです。
今回も “ 帰っちゃダメ ” とせがまれてました。
現在建設中 堺市緑ヶ丘の注文住宅Y邸 《 屋上緑化 》
Y邸には3階に12㎡ 7帖ぐらいの少し大きなバルコニーがあります。
そこに屋上緑化を御提案させていただきました。
今回は高さ、重量の事を考えて樹木は有りませんがバルコニーの一面を芝生にさせていただきます。
Y邸のブランは、バルコニーの直下の2階に和室があるのですが、どんなに断熱をしても
バルコニーの下の部屋は、屋根で施工した部屋より暑くなってしまいます。
それを少しでも、やわらげたかったのが第一の目的です。
3階のバルコニー前のお部屋への照り返しも、随分軽減されると思います。
これらのエコへの配慮と合わせて、何よりも緑は目にやさしく、自然を身近に楽しんでいただけます。
施工的には、先程お話したように重量の問題や防水対策、給排水等、事前に十分計画しておかなければいけない事が
たくさんあります。
またコスト的には、世界的な流れも有り自治体によっては、助成金システムもありますから、一度調べてみてはいかがですか?
堺市東区 I邸 デッキのお話③
今日は、タイルで施工させていただいたデッキテラスを2件御紹介します。
どちらも、ただタイルを全面に貼るのではなく、少しアレンジさせて頂いてます。
1件目は、堺市堺区南陵町の注文住宅M邸のデッキテラスです。
タイル貼りテラスの一部に開口部を取り植栽スペースとしています。
シンプルなタイルが緑をより引き立ててくれ、タイルの短所である冷たさや硬いイメージを自然の緑の草木が
やわらげくれています。
また、夏の照り返しも木陰がやわらげてくれます。
2件目は、堺市東区大美野の注文住宅M邸のタイルと木を組み合わせたデッキテラスです。
(ダイニングから窓ごしに和室をみた写真です。)
リビング、ダイニング、和室に面しているため、和と洋のどちらから見ても違和感の無いようにと考えさせていただきました。
そのため、和室前はウッドデッキと言うよりは濡れ縁のイメージですね。
またこちらも、単調になりかねないタイルに木のシャープなラインがリズムを与えてくれています。
タイルはシンプルでどんなイメージの建物に合わせやすい代りに、色・柄によっては単調になりがちです。
ただ2件で見ていただいたように、少しい異素材と組合せて上げたりすると、内装・外装・和・洋どんなシーンにも
調和させながらアクセントとなるデッキテラスを造ることも出来ます。
そしてタイルの長所は、なんと言っても、お手入れがしやすく、メンテナンスが少ないことですね。
ところで、デッキ、デッキって外構屋さんみたいって思っていませんか?
松家工房では、注文住宅のプラン段階から外構計画も含めてトータルに設計提案させていただいているからです。
家は家、外構は外構では、調和のとれた家つくりは出来ないと考えています。
特にデッキテラスの設置位置なんかは平面計画から考えておかないと、後からリビングの前だからと
道沿いの正面に設置してしまい、人目が気になって何も出来ないデッキになってしまうかも知れませんよ!
堺市東区 I邸 デッキのお話②
今回は、石貼りで施工させていただいたデッキを紹介します。
堺市堺区上野芝の注文住宅M邸のリビングから見た乱石貼りのデッキです。
前回 “ ウッドデッキはお部屋を広く見せます” ってお話しましたよねぇ
こちらは、アールに突き出したテラスに一枚一枚、色も形も違うピンクの乱石を貼る事で
シンプルに仕上げさせて頂いたリビングの華やかなアクセントになっています。
(室内からの写真では、わかりにくいですが・・・)
また、奥様が育てられたきれいなお花たちがアールを、きわだたせ
やわらかさを与えてくれています。
今回のように奥行きのあるリビングの場合やテラスの位置によっては
リビングからはアクセントとし外観やお庭との調和をメインに考えるのも
一つの方法ですね。
では、石貼りテラスの特長としては、天然ならではの一枚一枚の石独特の色合いや
石相が違うためリズム感があり、特に乱石は形も違うためより一層、同じものがない
デッキを造ることが出来ます。
ただ天然石ゆえ、カタログで選んでも少し違うイメージになる場合がありますよ。
また高級感があり、塗装等のメンテナンスが不要です。
短所としては、色調によっては冷たい感じがするのと、子供さんが小さいと
床の硬さが気になられるかもしれませんね。
それと手すり等に似合うものが少ない事もありますね
では次回はタイルデッキのお話の予定です。