スタッフブログ

大阪・堺市で注文住宅を考える≪木のお話 視覚効果≫

2011年11月21日

前回は、奈良・正倉院のお話から木の持つ調湿効果のお話をさせていただきましたが、

今回は視覚効果についてお話させていただきますね。

木が多く使われたお店や、古い建物に入ると、何となく心が落着いて癒される感じってありませんか。

どうして癒しの効果があるのでしょうか。

木を切ると、柔らかく白い部分と堅く濃い部分があり、白い部分は 「春日」 と呼ばれ

春から夏にかけて成長した部分。

濃い部分は 「夏目」 と呼ばれて、夏から秋に成長した部分です。

この季節によって異なる部分が層になり年輪になります。

そして木の切り方によって 「柾目」 と 「板目」 にわかれます。

この木目は、ろうそくの炎や小川のせせらぎと同じように自然界にしかつくれない

不規則なリズムを刻んでいます。

そのリズムには四季のうつろいや気候の変化によってもたらされ自然な ゆらぎ があります。

この自然由来のリズムが木目を見る人の心身を癒してくれるそうです。

さらに木肌には人の目に有害な紫外線の反射が少なく、逆に波長の長い光を反射するため

見た目もあたたかいそうです。

また、この温かみには木(無垢材)特有の色合いの変化もあります。

15年も前に建てさせて頂いたお家にお伺いさせていただくと、無垢材の床が施工させて

頂いた時よりきれいで驚くことが良くあります。

何とも言えない、深みある色合いに変化しているからです。

木は使い込んで、時が経つに連れ色合いが変化していきます。

もちろん、日の光による焼けもありますし、木自身の持つ色合いによって変化の

度合いも違いますが歳月を重ねるはどに趣のある 「 あめ色 」 に変化していきながら

より温かみが生まれてきます。

これがお寺や歴史ある建築の柱や床に見られる深みです。

この変化を 「 径年美 化 」 と言うそうで、暮らしとともに深まってゆく天然木ならではの

あじわいです。

お施主様によくお話しさせていただきます。

「作ったもの(工業製品)は、出来あがったときから衰退が始まっていきます。

でも本物は、古くなっるのではなく深みと味わいが増していくと思って下さい。

アンティーク家具や風化レンガも同じです」 って。

まだまだ、木の良さはあります。

次回もお楽しみに。

大阪・堺で注文住宅を考える≪木のお話~正倉院≫

2011年11月16日

先日、奈良の正倉院展を拝観してきました。

歴史を重ねた宝物の存在感や美しさはもちろんのことですが、

1250年もの永い年月を経て現在の私たちが目にすることができることへの感動と

驚きの思いでいっぱいになりました。

現在のような科学的な管理システムの無い時代から剣に屏風、布の衣服や敷き物、

文書の紙までもが今もなお文字が読み取れる状態で保存されていたのですから

どのようにして先人たちは守り継がれてきたのか?

その答えの1つが にありました。

下記、読売新聞の記事の抜粋です。

【 正倉院宝物は1250年もの間、どのように守られたのか。

校倉(あぜくら)造りの宝庫の ヒノキ材 が湿度を調整して保護したことも1つだが、

それだけではない。

むしろ、効果を発揮したのは「唐櫃(からひつ)」という の箱だ。

かぶせ蓋を閉じ、高い蜜閉性を保ってきた。

宮内庁正倉院事務所の調査でも外の湿度が50%変動した場合、宝庫内の

変動は20%、さらに櫃内は3%に抑えられていた。

成瀬正和・保存課長は「唐櫃と校倉の二重の 『木の箱』 が宝物を守った」 と語った。

中略

昭和になると、宝物は温室度を管理する鉄筋コンクリートの新倉庫に移り、空になった

唐櫃は古い倉庫に残った。

現在、宝物の箱は火や水に強い が多くを占めつつある。

制作する1人、京指物(さしもの)の前田友一は、奈良時代に工具がなく加工できなかった

を100個を超すカンナで自在に整える。

唐櫃の果たした役割の重みは常に意識する。「脇役だが、なくてはならないもの。

私も後世のために、恥ずかしくない箱を造りたい」

宝物とともにあった先人の祈り。それは次代にも受け継がれていく。 】

どうでしょう、私たちが木の良さを何百回説明するよりも先人たちが木の大きな特徴である

調湿作用を教えてくれています。

そして他にも、木には人にやさしい良さがたくさんあります。

その木をつかって、先人から伝わってきた日本の気象風土とにあった日本の家。

大それたことは出来ませんが、無くなりつつある日本の家の良さを絶やさぬように

していきたいものです。

大阪・堺で注文住宅を考える≪建築会社、工務店の選び方≫

2011年11月07日

注文住宅の建築をお考えの御家族にとって、大切な家造りを依頼する建築会社・工務店

選びは一番大きな難関かも知れませんね。

御家族にあった建築会社・工務店選びが出来るかどうかで、家造りが成功するかどうかが

決まりますと言っても過言ではありません。

ただ、御家族御家族で家造りへの思いも、価値観も違われますから

決定ポイントも違ってこられると思います。

最初はメーカーとはこんな感じで、こんなタイプの工務店も有れば、こんな考え方の

工務店もあると広く情報収集することも必要だと思います。

でもそれが終わったら、一度立ち止まって御家族がどんな家を造りたいのか?

あんな家もいい。こんな家もいい。

広ければ広いに越したことはありません。

夢はいっぱいです。でも資金も大切です。

そんな中で何を一番重要視いたいのか?価値観を確認して下さい。

たとえば車でも安全性はもちろんとして、燃費を考えたエコカーから選ぶのか、

スタイルデザイン重視で選ぶのか、ゆったりとした乗りここち重視の乗用車タイプなのか

子供さんのことを考えたワンボックスカー、それともコンパクトカーでいいのか

全部を一緒には考えられないのではないですか?

家も同じです。御家族の価値感を決められてから業者の選択をすべきです。

ハウスメーカーの家、自然素材の家、ローコストの家は一緒に比較検討はできません。

たとえば家にはあまりこだわりが無く、土地から探されるなら土地、建物のセット販売をされて

いる不動産系の分譲会社さんで土地(場所)重視で選ばれるのが一番かも知れませんし、

家にこだわりがおありで土地もさがされるなら、建物重視の業者さんを見つけられて

そこで土地の相談もされてみられるのも良いと思います。

案外、良い不動産を紹介してもらえたり、良い情報を持っておられますよ。

ちなみに松家工房がそうです。

それと、業者との信頼感や安心感をどのように考えられるかも1つのポイントになってくると

思います。

ビジネス的に対会社としての安定感や安心感を求められるなら、大手ハウジングメーカーや

ある程度の大きさのある建築会社や工務店が良いと思います。

金額的には高くなりますが、安心料と考えられるならいいのではないでしょうか?

ただ、営業マンが気に入って契約しても、次ぎは設計

次はコーディネーター、工事の事は監督と仕事は分散化されていきます。

そして、入居から1年も経つとメンテナンスがあっても担当監督ではなく、また別の

メンテナンス部に変わって行きます。

もちろん営業マンは引渡までは回収がありますから、打ち合せに参加してくれるところも

ありますし、節目節目にはきてくれますが気持ちも頭も次の契約を取ることにいってます。

でもこれは、営業とは家を建てるのではなく売る仕事なのと、会社の体制ですから

仕方ありません。

私も以前に某ハウジングメーカーでお仕事をしていましたからわかるんですが

〇〇様邸担当チームですから大丈夫ですよは言ってくれますが、それぞれたくさんの

担当を抱えてますからチームと言っても難しいところはありますし、時間的制約もあります。

ですから、こだわった住宅を建てると言うよりは、メーカーのイージーオーダー家を買うと

考えたほうがいいのかも知れません。

そのあたりは、理解されておかれるほうがいいと思います。

では、地元の大きくない工務店を選ばれる方は、何に信頼感や安心感を求められている

かと言うと、人とのつながりや家造りのパートナーを求められている方ではないでしょうか。

大手のようなシステム的な安心感はありませんが、地元の口コミや紹介客等を大切にして

いるところが多いのと、スタッフが少ない分コミュニケーションがとれますし、こだわって

家つくりをしてくれるところもありますたくさんあります。

また、メンテナンスにしても、大手なら「ここは一年と書いてますから」と杓子定規なところも

これぐらいなら直しておきますみたいなところもありますし、永い目で見た時には

「もうそろそろここは手を入れた方がいいですよ」とかホームドクターのように

永いお付合いが出来るのかも知れません。

ただ、そのようなお付合いが出来るかどうかは、ご自身の目で見極めて下さい。

このように業者を会社として選ぶのかパートナーとして選ぶのかも、みなさんそれぞれの

価値観だと思いますよ。

私も以前に某ハウジングメーカー

大阪・堺で注文住宅を考える≪OB宅への御案内≫

2011年10月30日

松家工房は、ショールームがございません。

お施主様宅を使用させていただいての見学会も以前はさせて頂いておりましたが、

現在はさせて頂いておりません。

(長期優良住宅補助金申請条件での構造見学会は場合はさせていただきます。)

「見学会をさせて頂きたいのですがいかがでしょうか?」 とお願いさせていただきますと

お施主様は 「使って下さい。」 と言って下さいます。

ただ自分の家だったらと考えた時に、入居前に不特定多数の方や御近所の方に

見られるのってどうなんでしょうか?と思ってしまいます。

セキュリティーの問題もありますし・・・

自分たちが疑問に思うのですから松家のお施主様には、そのような思いはして頂きたく

無いと思うようになりました。

ただ 「松家の建てた家が見たい!」 とおっしゃるお客様がいらっしゃる時には

御入居後のOBのお施主様にお願いさせていただき、ご案内させていただいております。

でもこれは御入居前より、もっとご迷惑な事をお願いしていると思います。

なのに松家の為に忙しい中、ご都合を合わせて下さり 「いいですよ!」 と言って

下さるお施主様の笑顔!

本当にありがたいです。

こうして案内させていただいたお客様に本当に見ていただき、感じていただきたいのは

建物はもちろんですが、そんなOBのお施主様の笑顔や思いです。

“ 松家の宝物 ” をご覧頂きたいと思っています。

松家を応援して下さっているお施主様、本当にありがとうございます。

堺市注文住宅 M邸Iちゃんのバレー発表会

2011年10月24日

昨日は、1年前に堺市大美野で注文住宅を建てさせて頂いたM邸様のお嬢さんIちゃんの

クラッシックバレーの発表会を見学に行かせて頂きました。

まだ5歳のIちゃんが愛らしい笑顔で一生懸命にがんばっている姿に感動しました。

初めて出会った時は、まだ3歳だってのですが、この時期の子供さんの成長って

著しいですねぇ

 

File0009 ←Iちゃんが書いてくれたお手紙です。

 

松家工房は “ 引渡後から、またお施主様御家族と新たなお付合いと

ホームドクターとしての役割が始まる”と考えておりますから、

今回こうした子供さんの発表会にお声をかけていただけて、とてもうれしいかったです。

また、子育て世代のお家では子供さんの成長を考えて設計して建てさせて頂いて

おりますので、そのお家で元気に成長されていく子供さんの姿を見させて頂けるのは、

本当にうれしいことです。

 

File0009 ←堺市大美野 注文住宅M邸

 

今から少女になったIちゃんが玄関から 「松村のおじちゃん~」 って迎えてくれる姿を

楽しみに、これからも素敵なお付合いをさせて頂きたいと思っております。

年中無休 いつでもお気軽にお問い合わせ下さい