今回から「注文住宅を考える」なんて､ご大層なタイトルを付けてしまいましたが

内容は注文住宅やリフォームを考えている皆さんに設備機器から構造まで

建築に関することを実際に体験されたお施主様の声なども交えて簡単に

お話させていただこうと思っています。

参考にして頂ければ、うれしいですね。

では、本題のIHクッキングヒーター（今後はIHに省略させていただきます。）のお話に入りますね。

今回は、皆さんが一番喜ばれる「お手入れが楽」というお話です。

ガスコンロもガラストップが主流になってきていますから以前に比べると

凄く手間がはぶけるようになりました。

ただ大きな違いはゴトクが無い事と、コンロだけでは無く、周りも汚れにくいってことです。

これは火力の問題とも関係してくるんですが、ガスは鍋の下だけではなく周りも

火の影響で空気がたくさん動きています。この空気に油がくっついて移動するため

コンロ前以外の壁や天井まで油で汚れてしまいます。

ところがIHは、これが少ないですから周りが汚れません。

これはコンロのお手入れが簡単なこと以上に、すごく助かりますよ！

ですから雑誌等でよく見られるコンロの前に壁の無いアイランドキッチンを希望されている方は、

IHにされているほうがいいですね。

（堺市で注文住宅をててさせていただいたN邸のキッチンです。

コンロの前は20センチ程のガラスガードがあるだけです。）

それと、ここで1つIHならでの裏技を御紹介します。

揚げ物をする前に、新聞紙や包装紙を広げて鍋をかけるところだけを、

くり抜いてIHの上に敷いてから鍋を置いて揚げ物をして下さい。

IHでは新聞等が燃えることはありませんから安心して下さい。

調理終了後は、飛び散った油の付いた新聞紙等をゴミ箱にポイ！

お手入れは簡単ですし、ガスのように周囲の温度も上がりませんから夏場の揚げ物も

汗だくになりませんし、揚げ物で大切な温度管理も設定して置けば火力センサーで

ほぼ一定の温度を保ってくれますから、もう揚げ物が苦になりませんよ。

まずは、見て下さい！

なんだか、わかりますか？

これは、お施主様から頂いた　チョコレート なんです。

すごく良く出来ているでしょう？

食べるのが、もったいくらいです。

実はこの　チョコレート を頂戴した御客様とは、初めて注文住宅を建てられた17年前からの

お付合いをさせていただいてます。

お家に何かあると、お声をかけていただいてます。

注文住宅のお施主様　と　松家工房のお付合いは家が完成したら終わりとは思っていません。

お引渡させて頂いた時から、また新しいお付合いが始まると考えています。

だって長年住む家ですから・・・・・

痛んだ箇所も出てきますし、メンテナンスはいつ頃どうしたらいいんだろうかとか・・・

そんな時、いつでも声を掛けて頂ける　お家の主治医になりたいと思っています。

良く保証期間がどうとか、年数や書面だけを気にされる方々もいらっしゃいます。

それをセールストークにされている会社もありますからね。

でも、内容を見れば形式だけで、それはある意味　「これについては保証しない」

よって言ってることを保証書という形式で約束させられているものも多々あります。

だからと言って松家工房なら、何でも何年でも無償でメンテナンスするのではありません。

松家がすべき事、お施主様に費等を頂戴するところを納得していただいてさせて頂きます。

そうでないと反対に永いお付合いは出来ません。

年数が経って　「ここを治さないといけません」　とセールスが訪ねて来て「どうしょう？」と

あわてるのではなく　「松家工房と言う家の主治医がいますから大丈夫です」と

言っていただけるお付合いをしていきたいと思っています。

昨日の雪は、すごかったですね。

雪で被害にあわれた方々や迷惑に思われた皆さんには申し訳ありませんが

事務所の窓から雪景色を見ているぶんには、とても素敵でした。

以前に御話させていただいたように松家工房は堺市のけやき通りに面した

3階に事務所があります。

そこからは、枝々に降りそそる雪を同じ高さの目線で見る事ができました。

この事務所に来て8年目になるんですが初めての光景です。

だってあんなに雪が降ったのも、久しぶりですもんね。

皆さんにも見てもらいたくて・・・

写真が上手くないんで伝わらないかも知れませんね。（ごめんなさい）

でも、堺では、あまり見られない景色でしょ？

四季と自然を感じられる松家の思いにぴったりの大好きな事務所なんです。

でも手狭になってきてて、もう少し大きな事務所への移転を考えないといけないんですが、

立地条件や町並み、ロケーションは建築のように造るのと違って、合う場所に

めぐり会うしかありませんからね。

こんな環境の良い場所、御存じありませんか？

松家工房で注文住宅を建てて頂いたお施主様の御宅は

ほとんどが、コンロはIHキッキングヒーターを使用されています。

でも、みなさん最初から希望されていたり、ご不安が無かった訳ではありません。

ただ今では　「IHコンロにしてよかった！皆さんにも薦めてあげて下さい。」　と

おっしゃっていただいています。

そこで今回からIHコンロについて、皆さんがご不安に思われそうなことを

数回に分けて簡単に御話させていただきますね。

一回目の今日は火力の御話です。

まず皆さんおっしゃるのが　「IHなんか、調理するのに時間がかかって仕方ないんじゃあない？

お手入れは簡単そうだけど、調理時間がガスの方が早いから・・・」

あなたも、そう思われていませんでしたか？

実は、そんなことはなんです。

同じお鍋で、同じ水量の水をヨーイドンで沸かされるとIHコンロの早さにびっくりされますよ。

これはガスとは違って、周りに熱を逃がさず効率よく調理するからです。

実際に松家工房で注文住宅をたてさせていただいたお施主様でIHコンロにしたら

「御湯が沸くのが早いからポットを使わなくなりました。」　とおっしゃる方もいらっしゃいました。

このような実験は、キッチンメーカーさんのショールームでもされているいるところもありますし、

関西電力さんでIH体験クッキング等もありますから、一度確かめられてみればいかがですか？

松家工房のお施主様には、後悔されないために（機種選びも含めて）、

そして御入居後初めてのIHコンロにあわてられないためにもIH体験クッキングを

お薦めさせていただいています。

IHクッキングヒーターは、換気の取れにくいマンションにはピッタリです。

なのにマンションの改装ではガスコンロからIHヒーターへの

入替が出来ない事が多々あります。

どうしてかと言いますとマンション全体の電気容量が足りないからです。

考えてみればそうですよねぇ

ここ10年でも電化製品の進歩は著しくて、家にの中には電気機器がいっぱいですよね。

ですから近年に建てられたマンションの電気容量は大きくなってきています。

また、最近のマンションでは、最初からオール電化であったり、

コンロはIHヒーター仕様のものも珍しくありません。

室内も汚れませんから、スタイリッシュなアイランドキッチンも可能ですし

何より火災の可能性が低いですからね。

でも以前建築のものは電気容量が今程、大きくなくて・・・

それなのに、6、7年ぐらい前からでしょうか？

マンションでキッチンのリフォーム時にIHヒーターへ入替られるのが増えてきたのは。

その頃は、出来るところが多かったのですが、1件2件は出来ても

皆さんとなるとマンション全体の電気容量が足りなくなってしまいますから

不公平にならないように、近年は禁止されているマンションが多くなってきています。

松家工房で3月に改装工事をさせていただくM様も、大変楽しみにされていたのですが

やはり禁止されて残念がられていました。

マンションにお住まいで、今度はIHヒーターとお考えの方は、

事前に調べておかれるほうがいいですね。

そんな皆さんには申し訳ありませんが、次回はIHヒーターについてお話させていただきます。