今回から「注文住宅を考える」なんて、ご大層なタイトルを付けてしまいましたが
内容は注文住宅やリフォームを考えている皆さんに設備機器から構造まで
建築に関することを実際に体験されたお施主様の声なども交えて簡単に
お話させていただこうと思っています。
参考にして頂ければ、うれしいですね。
では、本題のIHクッキングヒーター(今後はIHに省略させていただきます。)のお話に入りますね。
今回は、皆さんが一番喜ばれる「お手入れが楽」というお話です。
ガスコンロもガラストップが主流になってきていますから以前に比べると
凄く手間がはぶけるようになりました。
ただ大きな違いはゴトクが無い事と、コンロだけでは無く、周りも汚れにくいってことです。
これは火力の問題とも関係してくるんですが、ガスは鍋の下だけではなく周りも
火の影響で空気がたくさん動きています。この空気に油がくっついて移動するため
コンロ前以外の壁や天井まで油で汚れてしまいます。
ところがIHは、これが少ないですから周りが汚れません。
これはコンロのお手入れが簡単なこと以上に、すごく助かりますよ!
ですから雑誌等でよく見られるコンロの前に壁の無いアイランドキッチンを希望されている方は、
IHにされているほうがいいですね。
(堺市で注文住宅をててさせていただいたN邸のキッチンです。
コンロの前は20センチ程のガラスガードがあるだけです。)
それと、ここで1つIHならでの裏技を御紹介します。
揚げ物をする前に、新聞紙や包装紙を広げて鍋をかけるところだけを、
くり抜いてIHの上に敷いてから鍋を置いて揚げ物をして下さい。
IHでは新聞等が燃えることはありませんから安心して下さい。
調理終了後は、飛び散った油の付いた新聞紙等をゴミ箱にポイ!
お手入れは簡単ですし、ガスのように周囲の温度も上がりませんから夏場の揚げ物も
汗だくになりませんし、揚げ物で大切な温度管理も設定して置けば火力センサーで
ほぼ一定の温度を保ってくれますから、もう揚げ物が苦になりませんよ。