10月12日 朝から外壁の色の打合せを工事中の現場でさせていただきました。
Y邸は、モルタル下地に吹付け仕上をさせていただきます。
また、モルタル、サイディング等のお話や吹付け材の種類のお話は後日させていただいて、今日は色を決める時のお話です。
外壁の色は各塗装メーカーさんが吹付材のサンプル帳を作っておられまして、ほとんどはそれを見て決めます。
だだこのサンプルが小さくて小さくて、横4センチ×縦2センチぐらいの色がたくさん並んでいます。
これが自分に家の外壁になったらなんて、なかなか想像出来ませんよね。
松家工房では、事前に何色かをピックアップして横30センチ×縦21センチぐらいのサンプルをメーカーさんに作ってもらっています。
これでも、小さいですがまだましです。
そのサンプル板を現場に並べて打合せをさせていただきます。
松家工房は必ず現場で打合せをさせていただきます。
なぜなら本当の色はその場所でしか、わからないからです。
室内だと照明器具の光に左右されてしまいます。
明るかったり暗かったり、白っぽいかったり、黄色ぽかったり太陽光とは違った見え方になってしまいます。
また、同じ太陽光でも、その建物が南向きなのか北向きなのか東西南北で、まったく違ってみえてきます。
そして光が当たった状態と陰になった状態を見ていただきます。
光でまったく違う色に見えてしまいますよ。
特に薄い色は、強い光が当たった状態では、ほとんど同じような色に見えます。
また、近燐の建物によっても見え方は変わって見えます。
先程、想像がつかないとお話させて頂いた時に「色つきパース」を見せてくれればと思われた方も
いらっしゃったんじゃないですか?
最近のパースは、パソコンで描かれたものがほとんどです。
一見写真のようにリアルに見えます。ただやはり写真ではないのです。
光もパースがきれいに見えるように当てています。
そこが盲点で、お客様はイメージではなくそのものになると思って、完成時にパースと違うとの
トラブルが増えているんですよ。