上棟した後は、少しでも早く雨を入らないようにしたいので
翌日から屋根屋さんの工事が始まりました。
まず屋根合板の上にルーフィング言う防水紙を敷き、桟木を打っています。
瓦が張り終わった部分です。
松家工房では、近年良く見かれられる薄いスレートは、
あまりお薦めさせて頂いておりません。
たまに、リフォームで屋根の塗装をさせているのを見られたことはありませんか?
それと以前から耳にしていたことですが、昨年のテレビが地上デジタル放送に変わるので
アンテナの取替工事をしようと屋根に足を乗せると、乗せるところ乗せるところ
ヒビ割れてしまたそうです。
それに比べて焼瓦は50年、60年ぐらい葺き替えれれてないお家が
ほとんどでは無いですか?
屋根が重いと地震の時に建て物に良くないのでは?
おっしゃる方もいらっしゃいますが、瓦の下に土を載せてるわけではありませんから
昔のように重くもありませんし、重くなったぶんより余計に骨組みを強くすれば
問題は無いのではありませんか。
それに土って乾燥してしまえば、思うほど重くもありませんし、
天然の断熱材として松家工房では、返ってお薦めさせて頂いております。
日本には、日本の気象風土にあった材料を使った、たくさんの素晴らしい
建築技術があります。
今、話題のスカイツリーでは、法隆寺等と同じ芯柱という考え方が元になっていると
ニュース等でも、お耳にされたと思います。
松家工房も微力ながら、先人が残してくれた良いものを
無くさないようにしたいと思っています。